愛するペットとの別れは悲しい出来事です。。
悔いのないように看取ることを考えなければなりません。そのため、犬・猫などの動物が終末期を迎えたら、臨終の立ち会いやお葬式についてご家族で相談しておくようにしていきましょう。また、看取りが終わった後はお葬式の準備をしましょう。とはいえ、何をしたらよいのか??
私も初めてペットを亡くした時、悲しみで頭は回らないし何からすれば良いかもわかりませんでした。。
今回は、ペットを看取る場所→遺体の清拭→お葬式から火葬→納骨までの流れについてご紹介させて頂きます。
目次
ご家族で相談。「どこで看取るの・・・?」
ペットが終末期を迎えたら、非常に辛い事ですが、ご家族で看取り方について相談することをオススメします。
事前に備える事で、悔いのないお別れをする事が多いと思われます。
誰かに相談したい時は、お知り合いなど犬や猫を看取ったことのある方に聞いてみることもオススメです。
また高齢のペットは容態が急変することもあり、動物病院に危篤時の状態などを確認しておきましょう。
また、若いペットの場合でも、事故や急病で突然お別れが訪れることがあります。。
たとえ看取りの準備が十分にできない場合であっても、お葬式を丁寧に行うことが供養になり、ご遺族の気持ちを落ち着かせる助けになると思います。
多くの犬や猫は自宅か動物病院で終末期を過ごすことになります。
また、最近では、老犬ホーム等に預けるケースも増えているとお聞きします。
動物がおだやかに過ごせる場所を選び、臨終に立ち会うかどうかも家族で相談しておきましょう。
自宅で看取る。
自宅であれば、ペットからすれば、日常の延長で穏やかに過ごすことができます。環境の変化が苦手な子もいてますので自宅のほうがストレスを減らすことが出来ると思います。自宅でのケアに切り替えるのもペットにとっての安全地帯となりますので大変過ごしやすいと思われます。
仕事などで外出するとき等、お留守番中にペットが亡くなる可能性もあり、体調などに心配があるときは動物病院や老犬ホームを頼ることをオススメします。
動物病院で看取る。
動物病院に入院すると医療的なサポートが得られます。症状が進行すると苦痛を伴う病気もあるため、緩和ケアの目的で入院することも必要になるかもしれません。
獣医が常駐する動物病院であれば、容態が急変したときでも対処してもらえます。自宅から距離がある場合、臨終に立ち会えない可能性もございます。悲しくて最後に立ち会いたくない方もおられます。動物病院に任せるのも選択肢の一つと思われます。
老犬ホームで看取る。
さまざまな老犬ホームがあります。
終末期のペットのケアまで可能な施設を選ぶことをオススメいたします。終生の預かりを受け付けているところが良いと思われます。ペットの介護が長期に及んでいる場合、家族が少し休憩するために一時的に利用しているご家族もおられます。
老犬ホームはスタッフが24時間常駐しているケースが大半です。容態が急変したときに動物病院を受診したりと対応してくれます。自宅から遠い場合は家族が臨終に間に合わないかもしれませんが、その場合はスタッフが看取ってくれる事が多いでしょう。
看取った後、どうすれば良いの??
大切なペットを看取った後、ゆっくり悲しむ時間を過ごす事が大切です。
落ち着いてから、ペットが生前気に入っていた場所に御遺体を安置してあげてください。
カラダが少し汚れたりしてしまっている場合はタオルなどでカラダを拭いて綺麗にしてあげましょう。
動物病院・老犬ホームで亡くなったときは、清拭を済ませてくれることもあります。
大切なことは完璧にきれいにすることではなく、「おつかれさま」の気持ちを込めて清めることです。
どのように何をするの??
ペットが亡くなると2時間前後より死後硬直が始まります。もし目や口が開いていたら閉じてあげてください。
まぶたを下げてティッシュや小さいタオルなどをのせると自然に閉じた状態になります。口を閉じて柔らかい布等で固定すれば、跡が付かず開くこともありません。
体勢は寝ているときのように背中や手足を少し曲げた姿勢にしてあげてください。硬直してしまったとしても、しばらくすれば解けますので、そのタイミングで姿勢を整えてあげてください。弊社では棺に入れず最後まで我が子に触れお別れ頂いております。
硬直が解けた後は、体液が流れる場合がございます。鼻や肛門にティッシュを詰めておくか、ティッシュでそのつど拭き取ってあげてください。トイレシートをご遺体の下に敷いておく事をオススメいたします。
安置の方法はどうするの??
お気に入りの場所に安置してあげてください。日に当たらない場所・温度が低い場所のほうが遺体をきれいな状態が保てます。エアコンを使用し室温を下げ、遺体の周りにドライアイスまたは蓄冷材を置いたりして、火葬まで綺麗な姿で安置してあげてください。安置の日数ですが夏が3日〜5日、冬が5日〜8日が目安と言われております。ゆっくりと別れの時間を過ごし、火葬の依頼タイミングを考える時間にしましょう。
棺に入れられるも(副葬品)の準備は何をすれば良い??
火葬は焼骨が目的となりますので、一緒に火葬できるものは限られております。
火葬前に我が子の周りを楽しい思い出の品で囲いましょう。
食べ物は入れられますか??
我が子が好きなおやつやフードを入れてあげてください。
いずれも火葬の妨げにならないように缶やビニール袋から中身だけ出してお入れ頂けます。
火葬当日、スタッフに確認して頂けますと幸いでございます。
花は入れられますか??
お入れ頂けます。沢山のお花で送ってあげるのも良いと思います。
生前よく遊んでいたおもちゃは入れられますか??
火葬の妨げになるプラスチック製などは火葬の妨げとなるためお断りさせて頂く場合がございます。
首輪や洋服は入れられますか??
ペットが愛用していた首輪や洋服を入れる場合は、金属パーツやプラスチックパーツは外してお入れ頂いております。
一緒に火葬できる大きさに限りがあるので事前または当日にご確認くださいませ。
ペット葬儀の形は自由です。
ペット葬のは宗教が無く、ペット葬はご家族が自由に決められます。
火葬後、十分に別れを済ませて気持ちが落ち着いていれば納骨を考えて行きましょう。
多くの方は ご遺骨を自宅に安置して供養されております。
供養の仕方
ペットの「祈りの場」を作る
ペットの写真や位牌を作成し、愛用品を飾って「祈りの場」を作りましょう。ご遺骨は気持ちの整理がついてから納骨方法を考えましょう。
一周忌を行い納骨する。
一周忌などを区切りとして納骨を行うご家族の方も多くおられ一つの供養の形となります。
まとめ
今回は、ペットの看取りやお葬式、火葬、納骨などのお知らせをさせて頂きました。
ペットが亡くなることは悲しい出来事です。。
しかし、お葬式を行ったり準備したりすることがたくさんありまよね。。。
その時は大変かもしれませんが、お別れの儀式を行うことで遺族の気持ちが落ち着き、ペットが大切な思い出となります。
悔いなく看取りができた方は、ペットロスになりにくいとお聞きします。
もしもの時に慌てたり後悔しないように、大切なペットの終活について考えておきましょう。