ペットの訪問火葬「このこのあしあと」大阪・兵庫・奈良・滋賀 365日24時間受付可
小さい動物でも人間のようにのどぼとけってある?

小さい動物でも人間のようにのどぼとけってある?

 

火葬場で収骨時に説明される喉仏。
喉仏と聞くと、男性の喉の膨らみの部分だと思っている方がほとんどです。
火葬の時に初めて喉仏の存在を知る方もいらっしゃると思います。
そもそもペットにも人間のような喉仏はあるのでしょうか。

喉仏とは?

.

喉仏ってどこにあるの?

喉仏は、人の場合、喉の真ん中の出っ張っている軟骨部分のことを指し、正式には喉頭隆起(こうとうりゅうき)と呼ばれております。
他の動物にもあるのですが、人に近いチンパンジーは、頭の中にあるみたいです。

喉仏って何の為にあるの?

喉仏は、喉頭などの内部の器官を守る働きがあり、声を出す時にも使います。
チンパンジーの場合は、喉仏と声帯が頭の中にあるらしく、単純な音しか発せられないということです。
一方人の場合、喉仏と声帯の位置が低く、首に位置しているため、喉や口の大きな空間を利用、変化させて、多彩な音を発することが可能です。
人は四足歩行から二足歩行になる進化の過程において、喉仏と声帯が下に降りてきて、多様な言葉を使いこなせることが出来るようになったと言われております。
産まれた時はチンパンジーと同様に喉仏、声帯が頭の中にあり、歩けるようになるにつれて、徐々に首まで降りてき、言葉を発することが出来るようになります。

以上のように、重要な役割を担っている「喉仏」は、軟骨のため、火葬の際には焼けて灰になってしまいます
それでは、火葬場で説明される喉仏とは・・・?

火葬場で説明される喉仏とは

火葬場で御骨上げの際に説明される「喉仏」とは、首の骨(頸椎)の上から2番目の骨(第2頸椎)のことで、軟骨部分の喉仏とは別物となります。
第2頸椎(喉仏)は、人・犬猫やハムスター・フェレットのような小さな動物など哺乳類には必ず存在します。

この喉仏は、輪になった形で、軸骨の突起や平らな突起があるのが特徴です。
この形こそが、御骨上げの時に大切に扱われる理由につながっております。

収骨時に喉仏が大切に扱われれるのは何故?

のどぼとけの形状を見てみますと、仏様が座禅を組んで合掌しているようにも見えます。

第2頸椎はこの見た目から「喉仏」とよばれるようになったといわれております。
そしてその仏様の形をした骨が体内にあることから、「仏様が体内に宿る」と考えられ、大切に扱われてきたそうです。

お骨上げ(拾骨)時のマナーは?

 

収骨の方法

収骨の方法は、人の時とほとんど変わりません。
お箸で拾うのは、「亡くなられた方が三途の川を渡れるように手助けをする橋渡し箸渡し)」という意味が由来していると言われております。

ハムスターや小鳥など、小動物の場合は、骨が小さく脆い場合がある為、ピンセット等を使って拾骨を行うこともあります。

拾骨の順番として、人の時と同様、ペットと関係の深かった飼い主様、など縁の深かった方から順に行います。

拾う骨の順番は、前足、後ろ足、尻尾、大腿骨、背骨、あばら骨、頚椎、顎骨、頭蓋骨、喉仏の順番で骨壷に収めていきます。

「喉仏」は、仏さまに例えられることから、一番最後に一番上に収めます。

喉仏が見当たらない場合は?

大切な「喉仏」ですが、生前のペットの健康状態や火葬状況により、きれいな形で残るかどうかは個々によって異なります。
火葬時に形が崩れ、見当たらないこともあるそうですが、私が担当させて頂いたペットちゃんで今までそう言った事例はございません。

喉仏が見当たらない場合は葬儀スタッフが探しますのでご安心くださいませ。

喉仏供養という新しいかたち

遺骨を一つだけ残し手元供養したい。(手元供養とは⇒https://www.konokonoashiato.com/2022/12/11/12/
そんな時は、喉仏だけを手元に残して供養する、喉仏供養という方法を選択されている方が最近は増えてきております。
全ての遺骨を寺院などで供養したうえで喉仏を取り出し、そのまま、もしくは粉骨したうえでメモリアルグッズに入れて手元に置いておくことが出来ます。
喉仏供養を行いたい場合は、ご相談承ります。

 

 

10,000円

5,000円

10,000円

20,000円